誘導灯とは?その種類について簡単にご説明します。

query_builder 2023/10/31
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いつもEMソリューションのブログをご覧いただきありがとうございます。


本日は誘導灯について簡単にご紹介させていただきます。


 誘導灯は災害や停電の発生時、建物にいる人々が速やかかつ安全に避難できるよう、避難口や避難方向を表示する防災照明器具です。普段は一般的な電力で稼働していますが、緊急時には建物が電源喪失する可能性もあるため、非常電源に自動で切り替えて稼働するように設計されています。   誘導灯には、避難口誘導灯、通路誘導灯、客席誘導灯、階段通路誘導灯の4種類があります。



1.避難口誘導灯

 緑色の人型が屋外に向かって走って行っているような図柄の電灯で、屋内から直接地上へ出られる出入口や、屋外につながる階段の出入口に設置する必要があります。

  



2.通路誘導灯

 白背景に大きく緑色の矢印が記載されたものです。

避難口誘導灯までの通路などに設置する必要があります。

  



3.客席誘導灯

 映画館やコンサートホールなど、多くの観客が固定されたイスに座って鑑賞を行う施設において、通路に面したイスに設置されている白色灯です。演芸場など一部の施設にのみ設置が求められます。

  



4.階段通路誘導灯

 階段や、傾斜路に設置し、避難時に周りを照らしたり、階数の把握ができるようにするものです。 屋外階段等に設置するタイプですと、日中明るい場合に点灯させないようにするセンサー付の商品もあります。

  





誘導灯の区分の違いについて 

 対象の防火設備の種類・床面積によってA級・B級・C級と種類があり、それぞれ設置義務となる場所や施設の用途などに応じて、誘導灯の大きさ、明るさが変わってきます。 表示面が一番大きいものからA級、次にB級(B級には輝度が低いBL形 輝度が高いBH形があります。)、そしてC級の順に分類されます。大きな物ほど遠くからでも確認できるため、誘導灯を設置する部屋が広いほど大きい物が必要となります。 他にも片面形、両面形、右向き、左向きと種類があり、設置場所によって適正なものを選択する必要があります。





LED化でよりスマート&コンパクトに

 皆様が非常口の看板と聞けば思いつくのは、非常口EXITと文字が入っている長方形のものだと思いますが、現在ではLED光源の文字等が入っていない正方形のコンパクトタイプが主流となっています。コンパクトになったら見つけにくいのでは?と思うかもしれませんが、高輝度なのでより明るくなりその心配はいりません。 24時間点灯する誘導灯はLEDのものにすれば大幅な節電が実現し、また光学設計の改良による光源数の削減から、光源寿命が長くなり省エネにも繋がります。さらに、部品体積小型化により省資源化にもなりました。

お金にも環境にも優しいですね。

   


     






最後に

 消防用設備は、災害時に重要な役目を果たすため、定期的な点検が重要です。特に誘導灯は、夜間の災害時に点灯されることで、出口がどこにあるのかすぐにわかるため、安全かつ素早く屋外に避難するために必須とも言えます。 所有者、管理者および占有者は関連法令をもとに、誘導灯と誘導灯器具を消防法の消防用設備等および建築基準法の建築設備として維持管理し、定期点検および報告を行う義務があります。バッテリーやランプの交換は、特に資格は必要ありません。ただし、誘導灯器具の交換(本体の交換)には、100Vの電気を取り扱うため、「電気工事士」の資格が必要となります。 弊社は、電気工事士の資格を所有している従業員がいるため、迅速に対応することができます。消防用設備の設置・追加・交換が必要な時は、お気軽にEMソリューションまでご相談ください。

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